2015年10月アーカイブ

墨絵のかすれまで平象嵌で表現した、光長の技量が光る作品です。

超絶技巧と呼ばれる明治工芸作品の定義とは、手数が多く、途方もない作業量が必要な作品のことを指すと考えられる方も多いと思います。しかし私はこの作品のような、一瞬の筆さばきや一刀の上手さが光る、ごまかしの効かない作品の方が現在では再現不可能だと思います。

柴田是真との合作で、下絵の躍動感のある筆痕そのままに象嵌が施されております。デザイン的にもシンプルで現代にも通じる普遍的な美しさがございます。

size 直径42cm

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