2016年11月アーカイブ

高蒔絵、平蒔絵、研ぎ出し蒔絵を上手に使い、秋の山の奥行きを上手く表現している秀作です。
手前の竹や木々はくっきりとキレのある高蒔絵で、奥にあるカエデや山は研ぎ出し蒔絵でぼかした表現にするなど、蒔絵だからこそ出来る遠近法です。見入ってしまう作品です。
size 12.5cm-26.5cm-4.5cm(h)

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今井応心は主に煎茶道具を中心に鹿角や自然木の味わいを上手く生かした作品を残しております。明治期から昭和の始めまでの日本の煎茶文化最盛期の頃には、彼の作品を煎茶趣味のコレクターたちが取り合い、非常に高値で取引されておりました。
また晩年は北九州に移り、主に慈善活動として作品を制作されておりました。
この作品も鹿角の自然の風合いを持ちながら、品のある凛とした綺麗な作品です。
size 16cm-10cm-3cm(h)

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