根付の最近のブログ記事

刀跡が非常に美しい惚れ惚れする根付です。髪の毛や草鞋の裏は驚くべき細さで、紐通しの辺りはざっくりとした勢いのある太い美しい彫刻が施されています。
全体のバランスや菊童子の表情も良く、品位の高い作品に仕上がっております。
size 3.7cm-3.5cm-3.5cm(h)

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キャラメルの様なとろりとした時代の味わいがたまりません。

ゆったりとしたフォルムの中に細部の彫りも未だ綺麗に残っております。18世紀の彫りたての頃は、もしかしてもう少しこの人の鼻も高かったかもしれませんが、長い年月のナレによって少し日本人化した様です。しかし、変わらず男前ですね。紐は背中から通して股に抜けれる様になっております。

size 10cm long

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こんなに小さな作品の中に、複雑に細密な彫りが施されております。そしてそこに均等に黒く夜車で色付けされている技術の高さにも驚きます。

一刀一刀の線の美しさと細部のつくり込みに惚れ惚れしてしまい、時間を忘れて手の中で見入ってしまう逸品です。写真だけではなく是非皆さんにも手に取ってご覧頂きたいです。

size 3.6cm-2.2cm-3.5cm(h)

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何と賢そうで、品のある表情をした猪だと、一目ぼれ致しました。

背中の蓑毛の表現、目と牙の控えめな象嵌、お尻の形、全体の姿、その全てのバランスが絶妙です。顔も角度によって、表情が違う様に見えます。友一の名作の一つではないでしょうか。

size 5.8cm-2.6cm-2.3cm(h)

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鯨歯ならではの美しい光沢感があります。一方で象牙より非常に硬く、彫刻の高い技術が求められるのですが、この作品は獅子舞の中の人の幼げな顔まで表現されております。

size 4.5-4.0-3.8(h)cm

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こちらも無銘の時代の立馬です。良い木彫の時代の馴れ感と毛彫りのシャープさもあります。立たせると、雰囲気のある佇まいを見せてくれます。

無銘 size 5.8cm

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良く昔に、「嘘をついたら閻魔さんにやっとこで舌を抜かれるぞ」と言われました。

ですので小さい頃にこの作品を見たら怖かったでしょうね。子分の鬼が閻魔さんの壊れたやっとこを直しているのでしょうね。歳をとった今ではかわいく思えます。

慣れが良く、作行きの良い浅草スクールの作品です。銘はあるのですが作者不明です。

size 20.5cm long

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「根付というものは立たなければいけません。」と私は最初に教えられました。

なるほど、立ちにくそうな根付でもほとんどのものが自立します。根気良くバランスを整えてやると、危なっかしいですが、皆誇らしそうに一番のポーズをとってくれます。

そんな中、この根付だけはいつも抜群のバランス力を他の根付たちに見せつけます。

おどけた表情で首を回し、「どうだっ」と言わんばかりです。

「根付は立たなければいけない」というセオリーを上手くを利用した正直の名作だと思います。

4.5cm(h)

sold

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希少な玉琴の作品を紹介いたします。

玉琴という人は大変面白い人物です。

暮らしは貧しかった様ですが、それでも毎日酒を離さず竹林の中で月琴を奏でて過ごすといった趣があり、どこか憎めない破天荒な人物だった様です。

作品は竹製で良い味がでております。

裏には「東大寺古門石獅子博伝百済土満所造 玉琴道人」とあります。

size14cm

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根付の一つの魅力に物語性というものがあります。

この根付はその魅力たっぷりの作品です。

一見ただのかくれんぼ図だと思いますが、じっくり良く見てみると自分の思い描いたストーリーが二転三転します。細かい引っかかりが散りばめられております。見る人によって物語が違う面白い作品です。

また、作行きも良く衝立の図の龍まで丹念に彫られております。

 

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非常に細かい丁寧な仕事が施された作品です。

腰につけた提物なども仕事が良く、面白いです。

size 4cm(h)

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なかなか見ない面白いデザインの矢立でございます。

 Size 17cm long

SOLD

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親子3匹とても幸せそうな表情をした虎の置物です。

ですが一方で背中の模様はさすがの虎らしく、恐怖すら覚えます。

良く彫られた、秀作でございます。

オス16-7.5-9cm(h)メス 10.5-7-8cm(h)

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名古屋スクール特有の作行きと浮き彫り銘です。まるっこくて、とても愛らしい根付です。

Size 35mm

SOLD

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丹波スクールの有名な図です。作行きからも丹波派の作者だと思われます。

size 40mm

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山月の有名な梨に蜂の根付です。大ぶりでずっしりとしております。

size 52mm

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葉盆は藻晃により、蛙は三笑によって彫られました。大阪の二人の根付師による合作です。

size 直径47cm

売却済み

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鉄哉の代表作とも言える鮭の差根付です。精巧な彫りで、うろこの質感がよくでています。

とても大きくボリュームがあります。   size 17×5cm

Sold

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象牙の中心部を使った質の良いものです。

サイズ38×38×30(h)mm

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骸骨としては珍しい全身タイプのものです。

サイズ 25×25×40(h)mm

SOLD

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どの角度からみても絵になる良い根付です。

Neil K. Davey の本に同様のものが掲載されております。

サイズ 25×42×35(h)mm

SOLD

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