置物の最近のブログ記事

日々近くに置いて愛でたくなる作品です。細部まで仕事が行き届いており、裏イキも素晴らしいです。
ついつい手の中で転がして見入ってしまいます。流石加賀象嵌の名工山川孝次の作品と頷けます。
また箱には使った金属の量も書かれております。
三拾目 銀、 拾五匁 赤銅、拾三匁 朧銀、三分 金 以上 山川孝次
size 14cm-9cm-6.8cm(h) 共箱
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本郷真也の新作が出来上がって参りました。全て打ち出しで仕上げられております。
また蜂の首部分は少し自在になっており、くるくると動きます。
バラの枯れた表情と鉄の錆びた味わいがとても良く合った秀作です。
size 43cm-10cm-8cm(h) 共箱

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大ぶりで立派な鉄製の蟷螂が手に入りました。珍しく羽が上に開くタイプです。
カマを振り上げたポーズも決まりやすい、優秀な自在置物です。
11cm-5.5cm-5.5cm(h) 昭和初期
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信じられない作品です。一木から彫り進められており、継ぎ目などは全くありません。
羽は京都の竹を使い、薄くそしてねじりを加えて三次元的に彫られています。
半年間、脇目もふらずにこの一作に大竹さんの全てのエネルギーをつぎ込んで制作して頂きました。
未だ27歳の鬼才・大竹亮峯はこの先も、まだ誰も見たことのない作品を我々に見せてくれるでしょう。
当店もその制作を出来るだけ応援したいと思います。
27cm-14cm-31cm(h)
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明治42年に第1回東京美術及工芸展に出品され、東宮職お買い上げとなった作品と思われます。福岡市美術館にこの作品の石膏原形「拾得子」(13.5×11.0×37.0㎝)が所蔵されております。
size13.5×13.0×38.0㎝ 古森秀雲識箱
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始めて本郷さんの作品を拝見した時、その仕事量と圧倒的な存在感にただただ驚きました。
それと共に少し混乱したのを覚えております。
今まで私は鉄工芸では幕末・明治期の技術的なクオリティを現代では到底超えることが出来ないと考えておりました。しかし彼の作品はその私の中に作られた壁を軽く飛び超えて行ってくれました。
しかし、この様な仕事量の大作を何作も作り続けれる訳がない。。何か鉄に対しての技術的進歩があったのだろうかと考えました。その疑心は制作現場を拝見し、すぐに終わりを迎えました。実際の製作は飛び越えると言った簡単なものではありませんでした。現代ではバーナーという技術の進歩はあるものの、制作としては明治期と全く同じく、熱したり、叩いたり、冷ましたりの繰り返しで、一日にほんの少しづつしか進みません。毎日の一歩一歩の積み重ねでこの様な大作が作られているのです。

粉塵の舞う灼熱の中、毎日体力の限界まで制作しておられます。天才と一言では片づけたくない存在です。本郷さんなら、明治期を超える鉄工芸の新しい歴史を見せて頂けると思います。微力ながら、当店もそのお手伝いをさせて頂こうと思っております。
size 1m3cm-60cm-72cm(h)
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蛇の自在の中では、彫りの深いとってもハンサムな顔をしております。
また面白い事に、この作品は全体が赤い漆で覆われていたようです。最初は錆ていると思ったのですが、やはり漆でした。恐らく赤蝮として制作されたのではないでしょうか。
作者は富木一派の宗義です。蛇が得意で、多くの作品がありますが、この様な珍しい作品も作っていたようです。
size 95cm 昭和初期
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今井応心は主に煎茶道具を中心に鹿角や自然木の味わいを上手く生かした作品を残しております。明治期から昭和の始めまでの日本の煎茶文化最盛期の頃には、彼の作品を煎茶趣味のコレクターたちが取り合い、非常に高値で取引されておりました。
また晩年は北九州に移り、主に慈善活動として作品を制作されておりました。
この作品も鹿角の自然の風合いを持ちながら、品のある凛とした綺麗な作品です。
size 16cm-10cm-3cm(h)

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高瀬好山公房の田中唯吉(宗義)による作品です。
宗義は鉄製の自在置物を得意とし、同じ工房の宗好と比べ豪快な作風で大きな蛇自在置物などの作品を残しております。
本作は大変重量がありますが、鍛造で作りあげられており、とても腕っぷしが必要な作品です。比較的若い時にしか作れない作品だと思います。
自在で有名な宗義ですが、これも車輪で動かせる造りになっておりますので、一つの自在置物とも言えるのではいでしょうか。
size 30cm-18cm-19cm(h)
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一枚目の写真、本物の鉄瓶と漆塗りの作品を並べたものです。どちらが本物なのか、その重みを手で感じるまで全く分かりません。驚くべき変わり塗りの技術です。鉄の地肌、銅の蓋、口の錆び具合、その全てを本物そっくりに緻密に漆で描いております。蓋を開けると、内部は螺鈿や艶やかな黒塗りで外部とは全く違う表情を見せてくれます。
このプロジェクトを彦十蒔絵の若宮氏と進めるにあたって、木地を制作するのに一年、それから塗りに一年かかりました。
試行錯誤を重ね、理想を求めて途方もない作業と幾十もやり直しをして頂いた彦十蒔絵の若宮氏に心から感謝しております。
実はこの作品には当初から第二弾、第三弾と続きのストーリーがございます。
第二弾はこの鉄瓶の100年後、第三弾はその更に100年後という風に漆で時代の流れや朽ちていく美を表現していくつもりでございます。(第二弾は2017年夏頃完成予定)
size 16.5cm-14cm-21.5cm(h) 共箱
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台湾50美術館所蔵
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行き場を求めた強いエネルギーがこの塊の中にひきめしあっている様です。

小竹さんの作品からはいつも宇宙を感じます。そこは途方もない未知の世界で、私が多く語れるところではありません。しかし、この作品を見ていると、きっと全ての入り口や出口、誕生や解体など全ての事象がどこかでつながっているのではないかと想像してしまいます。

全体のかたちも非常に魅力的です。竹で編まれておりますので作品自体の重さは軽いのですが、さながら石の彫刻作品の様な重厚感がございます。

size 47cm-47cm-47cm 共箱

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満田さんらしい細やかなギミック、そしてリアリティ。非常に良くできております。この作品には雄と雌があり、雌にはお尻に排卵官があります。

立体感もあり、雌雄で置くと、とても飾り映え致します。

8cm-6cm-6cm(h)

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日本には侘び寂び、閑寂・清澄、枯淡の境地などという本来ならば負の感情や衰退などを意味する様な、しみじみとした哀愁や不完全を愛する文化や美があります。それとは逆に超絶技巧と呼ばれる明治工芸の作品たちには、そのほとんどがきらびやかで色彩鮮やかな意匠が多く、完成された美が求められます。前原さんの作品からはその相反する様に思える二つの文化を感じることが出来ます。寸分の狂いも許さないその技術で、不完全な哀感を表現する氏のセンスに惹かれました。

まるで本物の大理石と錯覚してしまうこの台はどこにも継ぎ目はなく、一木のサクラから彫りだされています。鋤鋏やカミソリも一木から彫りだされており、重たそうな見た目と裏腹に細部まで繊細に彫り込まれ、恐ろしく軽く仕上げられております。

ご本人はただ黙々と彫り続けるだけ、塗り続けるだけ。とおっしゃいますが、その刀痕さえ一切残さないスタイルは、想像以上の労力と妥協を許さぬ執念が必要です。実際この作品も本当に長い時間をかけて制作して頂きました。

錆びれた風景の中にもどこか人がいた気配を感じる作品です。

size 61cm-24cm-3cm(h) 台のみ

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息を呑む様な緻密さを極めた彫刻作品です。

一本の牙からこんなにも薄く、複雑なかたちを表現する途方もない技術、根気に只々感服致します。さらに、内側には水玉模様に金銀象嵌が施され、外側には染で違う表情を見せてくれております。是非皆様にも実際に作品に触れて頂き、この繊細でどこか儚げな美しさを体感して頂きたいです。

現在、奥田浩堂さんは立体ではなく緻密に描き込まれた絵画を中心に制作されております。

size 22cm-11cm-7cm(h) 昭和57年制作 共箱

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山椒は小粒でもぴりりと辛いと申します様に、小さい作品の魅力がございますね。この達磨さんも小さい姿ではありますが、存在感があり、良い雰囲気を演出してくれます。

表情にも古銅にも味わいがあり、それをこの素晴らしい木彫の台が引き締めてくれております。背中には''大徳寺宗峯''と刻まれており、大徳寺開山の大燈国師を示しております。

当時から、煎茶の文房具飾りとして人気だったのでしょう。戦前の大阪美術倶楽部での千百九十円の落ち札が箱の横に記録として貼り付けてあります。

size 7.5cm(h)台を含む

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小竹さんは田辺家代々の技術を受け継ぎながらも、現代を生きる作家として日々新しい表現を求めておられます。特にこの「つながり」という作品からは、竹芸が花籠としての用途から解き放たれた時、彫刻的にこんなにも魅力的な美術作品として成り立つことを認識させられました。

御縁により、今年から田辺小竹さんの作品を当店で取り扱わせて頂くことになりました。様々な作品を展示していく予定ですので、皆様のご来店お待ち致しております。

size 53cm-40cm-42cm(h) 共箱

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数多く作られたであろう自在置物の中には出来にばらつきがございます。そう言った中でこの蟷螂は好山製の中で、かなり出来上がりの良い作品です。全体のバランス、関節の丸みのある表情も良く、歪み、湾曲などはなく大変エレガントに仕上がっております。コンデションは抜群で、関節もしっかりしており、素晴らしいポーズを披露してくれます。

size 9.0cm long  共布、共箱

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満田さんらしい、細部まで繊細に作り込まれた作品です。大変ギミックに凝った作品で、羽などは横だけではなく上方向にも開き、自由度が上がりました。その姿はさながらスーパーカーのガルウィングドアの様です。また尻部や手部の凝った仕様にも見入ってしまいます。今までの好山や明珍系の蟷螂とはまた違う、進化した作品に仕上がっております。

この作品は特別に当店仕様に、オールブラックで仕上げて頂きました。それによって、細部の作り込みがより際立ったと思います。

L75×W45×H60mm
銅 真鍮 ブロンズ

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高瀬好山は自在置物だけではございません。この様な大変エレガントな作品も制作しております。銀で造られた蘭置物は良く見かけますが、この様に色金を使った作品は珍しいです。

生花の様に手入れは要らず、造花の無粋さもございません。どこに置いても場が引き締まる逸品です。

size 32cm-19cm-10cm(h) 共箱

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この柄杓を飾る時いつも迷うことがあります。一枚目の写真の様に蛙が上にのった様に飾るか、二枚目三枚目の様に蛙が側面にくる様にするかです。

皆さんの意見を聞いていると、一枚目の写真の様に飾るのが主流の様ですが、私としては側面に蛙がいるのも好きです。おしりが半分落ちかけて、必死にへばり付こうとしている姿が可愛いです。置き方によって表情を変える、趣きのある作品です。

size 42.5-8.5-6(h)cm 共箱、漆台付

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恐らく最少の自在龍です。しかし、ただ小さいだけではなく、自在としての魅力が掌の中で存分に味わうことが出来る秀作です。小さい作品の中にさらに細かいパーツが上手く重なり合い、驚くほどスムーズに、ぐにゃぐにゃと動かせる様に仕立てられております。それがとても心地よく、ずっと触っていたくなる作品です。

壽堂さんは、古典の自在研究にも献身的に取り組まれております。その事もあり、古典作品を好む自在コレクターや研究家の共通認識をくすぐる、玄人受けする作品に仕上がっております。

今作は当店仕様に、尾に剣を持たせ、火炎などの部分と共に金で特別に制作して頂きました。胴体部分などは銀製、燻し仕上げです。

size 8.8cm long

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この水龍に惚れました。壺の中を覗き込み、何かを狙っているのでしょう。表情と動きのある体から物語を想像させます。

壺の大きさに対して水龍が大きく、そのバランス感覚の演出も、さすが鈴木長吉です。仕事的にも背中の平象嵌がとても美しいです。

size 13cm-10cm-16cm(h)  銘 嘉幸(鈴木長吉)

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伊勢海老の中でも細部までよく仕事が施された傑作です。

高瀬好山工房の中で、宗好と宗義は中心的職人でした。実は好山は制作はしておらず、プロデュ―スのみで、実際に自在制作を行っていたのはこの二人を中心とした富木一家でした。その中でも宗好は細やかな仕事を得意とし、他の自在職人より繊細で美しく、どこか優美な作品を生み出している様に思えます。

size 26cm long(触覚などを伸ばさずに)

ウェブ以外にも明珍、好山、宗好、宗義など沢山自在置物取り扱っております。是非当店で実際に触ってご覧下さいませ。

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ぼってりとした恰好の大変微笑ましい子犬たちです。後姿の尻尾なんかは本当に愛くるしいです。作行き、あがりも良いさすが鋳造の名手高橋凌雲の作品です。

size 17-10-14.5(h)cm  16-13-9(h)cm

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名工・岡崎雪聲は彫金技術もさることながら、その鋳造技術が高く評価されております。この亀も細部まで細やかに表現されており、名工の技術を存分に味わえます。

size 9.5cm-5cm-3.5cm(h)

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一木彫りとその彩色で有名な神保豊の作品です。まさに今青空へ飛び立つ瞬間を切りとった、力のこもった作品です。背の高いその姿は飾ると、とても見栄え致します。

size 67cm(h), 共箱

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こんなにも優美で、繊細な蝶の自在置物はそうはございません。あるとすれば、富木宗好の有名なアゲハくらいでしょう。今回、満田氏はその宗好のアゲハに挑戦しようと制作に励んでおられました。そしては出来上がった作品は、自在としても置物としても大変魅力的で、名作と呼べる程の作品ができました。

蝶の羽は打ち出しで凹凸が表現されております。それにも関わらず、良く見てみると面白いことに羽の表と裏で凸凹が呼応しておりません。何という手間でしょうか。本当に驚きます。

また表面のテクスチャーも、まるでうぶ毛を思わせる質感で足も繊細に表現されております。

L100×W100×H50mm 赤銅 銅 真鍮

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今までに明珍や好山の手長海老を沢山扱ってまいりましたが、この作品はその中でも出来が良く、最も繊細でキレがある物の一つです。裏を見てみると、そのパーツの多さと仕事に驚きます。

L150×W60×H50mm  銅 真鍮 ブロンズ

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満田晴穂氏の新作が手に入りました。過去のクワガタも素晴らしかったのですが、今回の作品は特に表面のテクスチャーも良く表現されており、大変魅力的です。勿論、いつもの様に足の表現も細やかでまるで本物のクワガタを手に乗せた時の様な、くすぐったい感覚も味わえます。

また今回は自在としてだけではなく、置物としての魅力も考慮されておられました。頭の部分が、くいっと上を向いた様になり、非常に飾りやすく見栄えする様になりました。

L90×W65×H30mm 銅 真鍮 ブロンズ

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古銅の味があり、姿がとってもキュートです。

size 13-8-17(h)cm

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とても品があり、仕事の良い鷺の置物です。和室の床の間のみならず、モダンな部屋にも置きやすい優等生です。シンプルにこの鷺を飾るだけで空間の余白が綺麗に見えます。

size 20cm(h)

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新しくサワガニを満田さんから分けて頂きました。表からは判らないですが裏むけて良く見てみるとお腹の大きさが雄と雌で違います。本当に細かいところにコダワリを持って制作をされているのが分かります。これから夏にかけて水盤などに飾りたい置物です。

雄L50×W35×H25mm 雌L50×W35×H25mm
銅 ブロンズ 真鍮

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何と絵になる子たちでしょうか。今にも動き出しそうな力強いポージングに心を奪われました。

超絶技巧の作品も素晴らしいですが、私はこの様な自然の美しさを上手く見立ててつくられた作品も大好きです。そこには自然にしかつくれな造形があります。完璧や完全という観念がなく姿に遊びがあり、何者をも受け入れる親しみやすさがあります。

置き方を代えては、眺めてと繰り返している私の最近のお気に入りです。

size 36-15-14(h)cm / 26-12-33(h)cm

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神保琢磨氏によるスリリングな構図がとても魅力的な作品です。この作品も蟷螂の触角以外すべて一木から彫りだされております。彫りも素晴らしく、面白い作品です。

size 34-20-27(h)cm

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この鋸鍬形は満田さんの技術が存分に披露されている会心の出来です。

足の先まで本当に細かい仕事が施されております。作品を手に乗せてみると、その足先の柔らかさからまるで本物の鍬形虫を手にのせたかの様に錯覚してしまいます。

感触まで本物に似せてしまうなんて、本当に驚きです。

雄 L70×W50×H18mm 雌 L50×W30×H15mm
銅 ブロンズ 真鍮

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美盛の最も得意であった鋳金の丸彫動物作品です。

ワンちゃん達の遊んでいる一瞬を切り取った作品で、今にも動き出しそうに思えてしまいます。置き方をかえて飾るのが楽しい作品です。

二匹の取っ組み合いしているわんこは別々の造りで、組み合わせる造りになっております。

size 一匹 20-10-9(h)cm 二匹 18-18.5-15(h)cm

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満田さんは将来日本の工藝界を代表される方になられると思います。

工藝作家というのは作家の個性も大事ですが、まず職人でいなければいけません。鍛練に鍛練を重ね体得する伝統的な技法やストイックな姿勢と忍耐が必要です。
満田さんはその様なところでとても秀でた人です。かつてのパトロン文化や工房製作が難しくなっているこの時代に、お一人でこの様な自在置物を造るのは本当に大変なことです。
その様な環境下ですが、作品の細部へのこだわりなどを見れば、もはやあの好山ブランドの虫たちをも上回るものです。
まだお若い方なので、これからもっと成長し技術も熟練されていかれると思います。まだまだ造って頂きたい動物もありますし、四分一銀など他の素材の追求など、これからが本当に楽しみです。当店も満田さんの製作を微力ながら支えていける様頑張っていこうと思っております。

本作品のクモは本当に良くできております。足の先まで細かい仕事が施され、又置物としても絵になります。当店ではお尻にフックを引っかけ、天井から吊るして楽しんでおります。

H25×W48×D50mm 

銅 ブロンズ 真鍮 
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現代木彫界をリードする神保雅・琢磨氏の父である豊氏。

神保一家の言わずと知れた一木彫りの技術と繊細な彩色はこの人から始まりました。

また神保一家は三人それぞれに個性があり、作風が違うのも面白いです。

雅・琢磨氏の作品も取り扱いしておりますのでどうぞお気軽にお尋ねくださいませ。

size 44-21-15cm(h)

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これぞ超絶技巧、見る者を思わず唸らせる驚愕の彫技です。

何とこの作品はすべて一本の木から彫りだされているのです。顔を近づけ、ルーペで間近に作品を見てもその事実を確認するのは難しいです。しかし、やはりどこにも継ぎ目はありません。蛙、蝸牛、釣瓶の底もすべて一体です。

特に釣瓶の内部や底部を彫るのは技術、根気共に使う作業だったでしょう。しかしこの途方もない作業の中にも職人のユーモアを感じることができます。上部の輪環はまるで本物の鉄の様に彫りだされており、カラカラと動きます。底には必要ない釘も飛び出ているなど、見る者を楽しませる小気味良い仕掛けが散りばめられています。

きっと正直たちもニヤニヤしながら彫っていたんだろう。そんな想像をしてしまう、楽しい作品です。

size 26-23-34(h)cm  銘あり 共箱

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これからの時代を担う頼もしい作家さんに出会いました。

私にとって焼き物の中での「超絶技巧」は宮川香山です。当店でもずっと取り扱ってきておりますし、「もう今の時代では香山の様な仕事をできる人はいない」と思っておりました。しかし、それは間違いでした。このイグアナを見れば皆さまにも分かって頂けると思います。まるで本物のイグアナがそこに居る様です。これが九谷焼きだと信じられませんでした。細部の彫り、肌の質感、細かいパーツそして金属の様な質感をした台座、このすべてが一度に焼き上げられているのです。

田畑さんはまだお若い方なので、これからどんな風な作品を造っていかれるかとても楽しみです。

「イグアナの台皿」 田畑奈央人 size 56-15.5-11(h)cm

本作品は「炎芸術109号 2012年2月1日発売」に掲載されております。

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人間国宝、香取正彦による作品です。終戦後は戦争中に供出された仏像、仏具などの修復に尽力を尽くし、1981年には比叡山延暦寺、成田山新勝寺、広島平和の鐘を含める梵鐘制作100点を達成するなどの平和活動に積極的に参加されております。

本作品は昭和44年発行 「香取正彦作品集」に掲載されております。

Size 36cm(h)

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親子3匹とても幸せそうな表情をした虎の置物です。

ですが一方で背中の模様はさすがの虎らしく、恐怖すら覚えます。

良く彫られた、秀作でございます。

オス16-7.5-9cm(h)メス 10.5-7-8cm(h)

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いつ見てもこの初代玉水の仕事にはほれぼれいたします。

特にこの鶯は細かい毛彫りが施されており、その姿も気品がある、傑作でございます。

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鉄製の手長海老でございます。

出来の良い作品で、細部まできっちりとした仕事が施されているのがわかります。

コンディションも完璧でございます。

25cm long(体のみ14cm)

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二匹の姿がとても愛らしい作品です。

丁寧な毛彫りで眼には赤銅で象嵌が施されています。

動物好きの当店としては、作行きも良くお気に入りの作品です。

大13×12×16(h)cm 小13×8×9(h)cm

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初代玉水ならではの良く彫られた鴨です。

オス10×4.5×11cm メス9.5×4.5×6cm

当店は玉水が大好きで只今集めたコレクションを展示しております。

どうぞ皆様のお越しをお待ちしております。

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近代金工自在工芸の第一人者、高瀬高山による作品です。

純銀製で約10cmとカマキリの中では少し大ぶりで、一つで飾っても様になります。

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時代は江戸中期程あります。色絵銅の品において珍しく状態の良い品です。

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大島如雲の弟子、紫雲の作品です。

出来上がりが素晴らしく、衣のドレープ感も良く表現されております。

目には金象嵌が施されております。

Size 30×18×12cm(h)

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木彫小類禽の第一人者玉水、その木彫の技術は大変素晴らしく多くの秀作を残しております。

細部まで施された仕事にはいつも感心いたします。

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とても愛らしい、提げものをもったユニークな猿の平戸焼置物です。

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戦後、金沢金工の礎を築いた高橋介州による作品です。とてもシルエットが美しく、首輪には加賀特有の象嵌が施されています。

銅製 Size 40cm

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大変品のある金工作品です。紫檀台付き、一青 銘あり。

サイズ20cm(h) 台含む

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明珍作、江戸期の鉄の自在伊勢海老です。仕事も良く、状態も良いです。

 サイズ 21×6×5(h)cm

売却済

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