あの本阿弥光悦の白楽茶碗を漆で再現された驚くべき作品です。いつも写真を撮影してくれているカメラマンも手で持ってその軽さを体感するまで漆と分かりませんでした。細部のヒビや時代感まで表現されており、その出来栄えに唸ってしまいます。
彦十蒔絵の若宮隆志さんは古典技術の研究にも熱心に取り組まれ、それをご自身の制作に生かしておられます。伝統的な技法や名工の技術を研究し、新しいかたちで表現される現代の頼もしい作家さんです。
明治の名工の作品などを交えて若宮さんとお話していると、職人の方にしか分からない作品の見方などを解説をして頂き、とても勉強になっております。
size 12cm-11.5cm-9cm(h) 共箱