2012年1月アーカイブ

これからの時代を担う頼もしい作家さんに出会いました。

私にとって焼き物の中での「超絶技巧」は宮川香山です。当店でもずっと取り扱ってきておりますし、「もう今の時代では香山の様な仕事をできる人はいない」と思っておりました。しかし、それは間違いでした。このイグアナを見れば皆さまにも分かって頂けると思います。まるで本物のイグアナがそこに居る様です。これが九谷焼きだと信じられませんでした。細部の彫り、肌の質感、細かいパーツそして金属の様な質感をした台座、このすべてが一度に焼き上げられているのです。

田畑さんはまだお若い方なので、これからどんな風な作品を造っていかれるかとても楽しみです。

「イグアナの台皿」 田畑奈央人 size 56-15.5-11(h)cm

本作品は「炎芸術109号 2012年2月1日発売」に掲載されております。

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「根付というものは立たなければいけません。」と私は最初に教えられました。

なるほど、立ちにくそうな根付でもほとんどのものが自立します。根気良くバランスを整えてやると、危なっかしいですが、皆誇らしそうに一番のポーズをとってくれます。

そんな中、この根付だけはいつも抜群のバランス力を他の根付たちに見せつけます。

おどけた表情で首を回し、「どうだっ」と言わんばかりです。

「根付は立たなければいけない」というセオリーを上手くを利用した正直の名作だと思います。

4.5cm(h)

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